オランダに行くと、いつも彼女のママの家に宿泊する。
彼女がママと一緒に住んでいるからだ。

彼女のママといると、いつも面白いことが起きる。
その一つを今回紹介しよう。

彼女は大学に行き、
家の中は、俺と彼女のママの二人っきり。

特に、会話することもなく、
俺は SNS や ニュースをチェックして、
ママはインテリアの雑誌を読んでいた。

しばらくすると、ママがソファから立ち上がった。
紅茶を入れるために、キッチンに向かった。

台所の棚の中からティーバッグを探し始めた。
そして、ママが独り言をつぶやいた。

あら、こんなところに mice がいるわ。

 

…俺は、ぎょっとした。

mice (複数のネズミ) が台所にいるのに、何でママは平気なんだ?
いや、待てよ、ネズミがいてもオランダは普通なのか?
いや、単に俺の聞き間違えかもしれない。ママに確かめた。

台所に mice がいるんですか?

 

そうよ、mice がいるわよ。

 

やっぱり、俺の聞き間違えではない。
オランダでは、ネズミが家の中にいても普通なんだ。
日本で、家の中に蜘蛛がいるみたいなもんだな。

しかし、日本人の俺からしたら、ネズミがゴソゴソと
足元を動きまわっているのは少し気持ち悪いなと思った。
でも、これは文化なんだと自分に言い聞かせた。

ただ、ネズミのサイズがどうしても気になった。
ママに聞いてみた。

mice まだいるなら、見たいんですけど。
日本だと家の中で mice を見かけるのは、
とても珍しいことですから。

 

あらそうなの?ずっとここにいるわよ。

 

じゃ、見に行きます。

 

大きいのは勘弁してくれ。
頼むから小さい ネズミあってくれ
と思いながら、恐る恐る台所に向かった。

ママがほらここよ!と指をさした。

ん?どこですか?

 

ほら、これよ

 

持ち上げて見せてくれた。

これは、コーンの缶詰め!?

そう、オランダ語では、コーンのことをmais という。
英語の mice と全く同じ発音だ。

俺がずっとネズミと思ってた正体はコーンだった。

ママが英語とオランダ語をミックスしたせいで
俺はとてつもなく混乱した、ということをママに
話し、二人で大笑いした。

しかし、ネズミが本当に台所にいなくてほっとした。

この話をヨーロッパの友達にしたら、
オランダ語だけでなく、ドイツ語やスペイン語でも
コーンのことを mice と言うよって教えてくれた。

逆になんで英語だけコーンって言うんだ。。。

もし、英語圏以外で ネズミって美味しいよね。
って会話を聞いても取り乱さないように!
それは、きっとコーンのことを言っているから。

おしまい。

カテゴリー: オランダ

tsubasa

オランダ人美女と国際恋愛する日本男児。

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